クリーネストライン

マウンテンバイク

投稿を並べ替える
ロッキー・ノブがウィジン・パークのようなローカルに愛される理由は、急勾配にのびる、ときとして過酷な石造りのトレイルにある。岩が敷き詰められた非常にテクニカルな「ストーン・スープ」は、その好例となる有数のトレイル。Photo:TJ Kearns

水はいつも勝つ

By クリスチャン・ジャクソン   |   2021/07/19 2021年7月19日

誰にだってトレイルを造ることはできるだろう。道具を使って、土を動かして、それを繰りかえすだけ。じつに単純な作業だが、そこには精緻なルールが存在する。そのルールにしたがえば、新しいトレイルを切り開くのはまるで何かに命を吹き込むような体験となる。森の斜面から新しい土が細長いひものように現… さらに読む

アメリカアリゲーターは1950年代までに絶滅しかけたものの、現在ではフロリダだけで130万頭以上が生息し、ゴルフ場を徘徊したり、アラフィア・リバー州立公園のような野生生物保護区のシングルトラックで日光浴をしている姿が見かけられる。Photo : Nathalie DuPré

沼と18メートル

By サキアス・バンクソン   |   2021/05/12 2021年5月12日

沈みかけた丸太の節目のように、塩気を帯びた水面から5センチほど突き出ているだけの見つけにくい瞳。近くの茂みに差し込まれたピンクフラミンゴの飾りに気を取られていた僕たちは、フロリダ在住の友人が教えてくれなければ、その存在に気づかなかっただろう。 その2つの縦長の瞳孔以外、全長180センチに… さらに読む

ツァラップ川渓谷で、僧院に続くこのような山道を歩く旅人は、たいてい最初に「ストゥーパ」(仏舎利塔)を通ることになる。それはドーム型の廟で、参拝者はここで思い出したように経を唱え始め、その先の礼拝所に向かう。習慣上、ストゥーパとマニ壁という経文が刻まれた石の壁は、右回りに通り過ぎなければならない。私たちはここに来るまで必ずそれを守ってきた。
ライダー:カールストン・オリバー、エリック・ポーター 写真 : メアリー・マッキンタイア

往古の王国ザンスカールの新しい道

By メアリー・マッキンタイア   |   2020/08/19 2020年8月19日

猛吹雪がジープの脇腹に打ち付け、たちまち前方の道路を白く覆い尽くすと、ただでさえ危険なドライブに新たな緊張が加わった。ワイパーがフロントガラスで規則正しいリズムを刻み、ラジオのエンリケ・イグレシアスの感傷的な歌声が少しズレたテンポでそれに重なる。ドライバーのジグメスは、インドのレーで… さらに読む

気の合う仲間と一緒にいれば、どこでもアットホーム。たとえ、ミネソタの洞窟でも。ダルースでの雨天のライド中、
集合写真でポーズを取るトレイシー・ブラウン、レイチェル・オルザーとエリック・アルセ。Photo:Hansi Johnson

自分の居場所

By エリック・アルセ   |   2020/04/30 2020年4月30日

「黒人の命も大切だ」というサインが表窓に掛けてある〈ヴェンチャー・ノース〉のドアを開けると、コーヒーの香りが私を迎えてくれる。店内の壁を覆う写真や壁画は、どれも近所の有色人種をモデルにした作品だ。この事実に驚くべきことは何もない。ミネアポリス北部は歴史的に黒人が多く、〈ヴェンチャー・… さらに読む

地平線にマウント・ベイカーを眺めながら、ガルブレイスのクラシック「SST」トレイルの下りに備えるマーク・アリソン(左)とボニー・バーク(右)。Photo:Paris Gore

良き隣人がすること

By サキアス・バンクソン   |   2020/02/04 2020年2月4日

エリック・ブラウン、通称「EBエクストリーム」は、ワシントン州ベリンハムの東、レイク・ワットコムの東側にある荒れたクーガーリッジ・トレイルの跡地で被害を調査しながら、倒木の根のあいだを縫うように足早に進む。この「クーガー」はかつて非認可のダウンヒルトレイルで、いずれは閉鎖される予定だっ… さらに読む

ココペリ・ループの「ピザ・ポイント」で、ライディング後のビールを楽しむアン・ケラーとジェン・ズーナー。
Photo: Carl Zoch

ライフ・オブ・パイ

By ダイアン・フレンチ   |   2019/05/09 2019年5月9日

金曜日の夜に〈ホット・トマト〉へ行くのは、急いでいる人にはおすすめしない。お腹を空かせた客たちがビール片手にその日のライディングを語り合い、その列は駐車場までつづくからだ。音楽が騒がしく流れ、従業員はカウンターのうしろで忙しく駆けまわり、小麦粉だらけのピザ生地を投げ、互いをからかいな… さらに読む

ダウンヒルをかせぐリンジー・プラント、ザック・スミス、タラ・アバティキオ。スター峠までの上りはほぼ4キロのスムーズな下降と、笑顔で痛くなる顎の筋肉という巨大な見返りをもたらす。Photo: Carl Zoch

にわか仕立て

By カール・ゾック   |   2017/05/19 2017年5月19日

僕らは切望していた。誰も通った形跡のないシングル・トラック、過酷な登り、冷や汗ものの下降、孤独、そして泥……。友人4人と、荷物満載のマウンテンバイク(速攻で詰め込んだサバイバル・スタイル)、曖昧な計画と限られた時間。濃縮された時間のなかで制限を付けずにトレイルがどこへつづくかを見てみよ… さらに読む