気候危機は人間の問題
30年前の今月、私は最初の本『The End of Nature』(訳書『自然の終焉』)を出版した。それは当時、温室効果と呼ばれていたことについての一般聴衆を対象とした最初の本でもあった。そして私がとくに心配していたのは自然だった。 1989年、地球温暖化はまだ理論的な危機で、私たちはそれを測定できる境界ギ… さらに読む
30年前の今月、私は最初の本『The End of Nature』(訳書『自然の終焉』)を出版した。それは当時、温室効果と呼ばれていたことについての一般聴衆を対象とした最初の本でもあった。そして私がとくに心配していたのは自然だった。 1989年、地球温暖化はまだ理論的な危機で、私たちはそれを測定できる境界ギ… さらに読む
世界中で700万人以上を動員した気候行動週間を振りかえりながら、それに参加した私たちはみずからにこう問いかけている。それで、どうする? 私は懸念する市民として、父親として、またパタゴニアのビジネスリーダーとして自問する。 9月20日から28日にかけて、パタゴニアのアメリカのチームは1週間にわた… さらに読む
ニューヨーク倫理文化協会の地下室で、約50人の中学生や高校生が輪になって床に座り込みました。これは9月20日に予定されているグローバル気候ストライキ2日前の水曜の夕刻に行われた、主催者の中核グループと数十名のボランティアによる最終計画会議でした。議題は各メンバーの役割、デモ行進の経路、スト… さらに読む
比類のないオーストラリアのビーチブレイクを 永遠に変えてしまう養殖産業との闘い キング・アイランドに到着した日、僕たちはマーサ・ラヴィニア・ビーチへと車を走らせた。そして砂丘に立ち、波がビーチに沿って走っていくのを見た。長いレフトの波が、乗れそうもない速さでブレイクしていた。けれどもマ… さらに読む
リア・ペニマンは、ニューヨーク州グラフトンにあるソウル・ファイア・ファームの共同創始者だ。彼女は「有色人種による農地管理を増やし、食物獲得の公平性を促して、次世代のアクティビスト農家を育てることにより、食料システムにおける人種差別と不公平に終止符を打つ」ことに献身する。2018年には著書… さらに読む
現状の土壌喪失、炭素汚染、惑星の温暖化がつづけば、私たちを待ち受けているのは、人間がその生存を依存する食物の95%がわずか60回の収穫ののちに育たなくなる未来です。それと同時に、この災難を防止する方法が手中にあります。それは環境再生型有機農業です。だからパタゴニアは、〈ロデール・インステ… さらに読む
“自然は無料で昼食を与えてくれる。私たちが欲望を抑えさえすれば” —ウィリアム・ラッケルズハウス、米国環境保護庁初代長官 僕の小指ほどの小さなギンザケが静かに陰で漂っている。川床の砂と見分けがつかないくらいだが、プロ・スノーボーダーのマリー-フランス・ロイは、バックカントリーで… さらに読む