つる詳子とパタゴニアの新刊『草の根活動家のためのパタゴニアのツール会議』
パタゴニアは20年以上ものあいだ、ツール会議を開催してきました。そこではそれぞれの分野の専門家たちが実践的なトレーニングを通じて、経験豊かな活動家たちに、より効果的な活動家となるための手助けをします。そしていま、パタゴニアはツール会議での最高の助言や知恵を記録し、一冊にまとめました。『草の根活動家のためのパタゴニアのツール会議:環境保護運動における成功のためのベストプラクティス:パタゴニア』です。不安定な状況下での企業への働き掛け、資金集め、新技術の使用などだけでなく、キャンペーン、コミュニケーション戦略、草の根の組織活動、ロビー活動といった、環境保護運動における成功のための核心となるスキルを磨きたいすべての環境保護団体のために、その手腕を生み出します。
本書にはビル・マッキベンをはじめとして高く評価されている活動家たちからの、インスピレーションを与えられる見解が満載です。そのなかには、日本で最初の撤去となった荒瀬ダムにおける撤去運動の主要人物の一人である、つる詳子氏も含まれています。
つる詳子氏は、球磨川の荒瀬ダム撤去運動の主要人物の一人であり、長期にわたるダムの環境問題に取り組んだことが評価されて、2015年日本自然保護大賞を受賞。自然観察指導員熊本県連絡会会長。
本書の日本語版は2017年春発売予定です。