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廃棄物「ゼロ」は可能か:その実現に向けた個人と企業の共同の取り組み

廃棄物「ゼロ」は可能か:その実現に向けた個人と企業の共同の取り組み

By アニー・レオナード   |   2012/08/13 2012年8月13日

世の中にかなり普及してきたリサイクル。けれども、その改善の余地はまだまだあります。紙、缶、ボトルを仕分けしてゴミ出しすることは自然に市民の身に付いてきたし、多くの地域社会が道路脇のリサイクルプログラムを生ゴミや他のコンポスト可能なものにまで拡張しています。しかしアメリカ全国では、毎年出る2.5億トンの地方自治体の固形廃棄物のうち、およそ3分の1しかリサイクルできていません。そうなのです。「リサイクル」という言葉が家庭で普通に使われるようになってから10年を経たいまも、3分の2のモノが埋め立て地や焼却炉で終わっているのです。私たちにもっと努力する必要があるのは明らかです。しかし私たちはそれらをどこまで減らすことができるのでしょうか? 50%でしょうか? 20%でしょうか? そしてゼロは可能でしょうか?

「廃棄物ゼロ」は達成不可能に思えるかもしれませんが、達成に近づいているコミュニティは多くあります。ニューヨーク・タイムス紙の報道によれば、アメリカでは廃棄物ゼロ運動は西海岸で最も盛んで、サンフランシスコは78%の廃棄物を埋め立て地から閉め出し、2020年までには90%を達成すると予想されています。ポートランドとシアトルも同じような課程にあります。〈Global Alliance for Incinerator Alternatives (GAIA)(焼却炉代替のための世界的同盟)〉は最近のレポートで、スペインから台湾まで廃棄物ゼロの目標を採用したコミュニティの感動的な物語(私のようなゴミオタクにとってだけ感動的なのかもしれませんが)を紹介しています。

「最初から捨てることを防ぐために全力を尽くし、捨てられたものが安全かつ持続可能に自然または製造工程に戻されるようにすること」 GAIAは廃棄物ゼロについてこう定義付けています。これを達成するためには紙やボトルや缶をリサイクルすること以外にも視野を向けなければなりません。たとえば衣類です。

着古した衣類やその他の布類はゴミの流れの大きな部分を占めています。アメリカ人は毎年1人あたり30キロもの衣類を捨てます。『Recycling Reconsidered』でサマンサ・マクブライドは、私たちはボトルと同じ量の布類を捨てていると言います。けれどもボトルは私たちの注意を引き、道路脇でピックアップしてもらえるため、布類の2倍の量がリサイクルされています。

昔、私たちは布類のリサイクルが得意でした。18世紀と19世紀のはじめごろは、ほぼすべての布類が雑巾や中綿になったり、紙を作るためにリサイクルされたりしていました。けれども現在は、衣類は有益な寿命を過ぎたあとはゴミになります。私たち一人一人が中古の衣類を寄付したり売ったりするなどの努力をしなければならないのです。そしてもっと大きな変化をもたらすためには、ウェアの製造者に努力を促さなければなりません。

私は個人の責任は重要だと考えます。けれども個人的な行動だけでは、廃棄物ゼロを達成することはできません。モノのリサイクルの完全循環を達成するためには、まずモノの製造業者がより丈夫でよりリサイクル可能なものを作り、そしてリユースとリサイクルのためのインフラを支援する必要があるのです。

うれしいことに、パタゴニアはこの分野を先導しています。パタゴニアはまずリペア(修理)をしてくれ、リユース(再利用)を手助けし、そして本当に寿命となった製品はリサイクル(再生)のために引き取ってくれます。リパーパスとして何か他のものを作るか、あるいは他のリサイクル手段を探してくれるのです。彼らの行動が他の衣料品製造会社を鼓舞してくれることを期待しましょう。これは廃棄物ゼロのためのもうひとつのステップなのですから。

アニー・レオナードはほぼ20年にわたり、環境安全と正義についての問題を調査し、そして解決のための組織作りをしてきました。彼女の処女作『The Story of Stuff』は2010年にFree Pressから出版されました。

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コモンスレッズ・イニシアティブ」はより持続可能なウェアを作り、買い、使うことを、パタゴニアとお客様が共同で行う取り組みであり、パタゴニア製品をゴミ埋め立て地で終わらせないことをその究極の目標としています。コモンスレッズ・イニシアティブに参加し、言葉を広めてください。

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